1920年に台湾高雄市阿蓮区で生まれた「錦飛鳳」は、親子四代(薛朴、薛忠信、薛熒源、薛翊揚)により受け継がれてきた人形劇団です。既に百年以上の歴史があり、伝統の上に継承者それぞれが新たな試みを取り入れ、劇団を発展させてきました。「錦飛鳳」は台湾唯一の職業人形劇団として、宗教儀式や文化イベントでの出演を中心に国内外の舞台で活躍するほか、人形劇の継承、推進普及、保存、発揚にも力を入れており、台湾を最も代表する人形劇団です。また、地元の小中学校で人形劇サークルの指導を行うなど、長期にわたって芸術教育と文化継承に取り組み、子供たちを率いて参加する創意演劇コンテストでは毎年優れた成績を収め、地元の誇りともなっています。
現在、団長の薛熒源の率いる下、「錦飛鳳」は伝統と新しさを融合させた演出に取り組んでいます。招待公演や巡回公演のほか、教育推進、芸術展覧、教学学習、実演講座なども行っており、これまでアメリカ、ハンガリー、フランス、ベルギー、ルクセンブルク、オーストリア、日本、中国、カナダ、スペイン、インド、ドイツなど世界各地の芸術イベントに招かれ、好評を博しています。
現在の「錦飛鳳」は、三代目と四代目が協力しながら代々受け継がれてきた人形劇の発展に取り組んでいます。伝統戯曲のコンセプトを留めながらも、現代的な劇場の理念を取り入れることで、従来の宗教儀式からパフォーマンスアートの域にまで広げ、台湾の人形劇に新風を吹き込み、伝統人形劇を芸術の殿堂へと導きます。
